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11月16日(木) AM11:30
家の雑用を済ませ、さあ買い物に。レース前日はゆっくりしたいから、ビールも今日買ってこよう。ビールケースを持ち上げた瞬間、ビキビキ、、、嫌な感覚が腰に走った。目の前が暗くなる、って、こういう感じ、、、、折角ハワイの疲れも取れ、あばらのひびも治ってきてたのに、、、
さすがに私の主治医は冷静かつ名(迷)医だった。
怪我から48時間で筋肉は回復するからギリギリセーフ、と、嘘かホントかわからないことを言われ、
それでも二次災害を懸命に防ぎ、当日に備えた。
11月19日(日)
レース当日。やはり空には重い雲が、、、
とはいえ、このところ悪天候のレースにも慣れてきた。
なんくるないさぁ。
ふつーに朝食をとり、出発。
途中のコンビニでおにぎり3個とお茶を買う。
去年は、初めてでどきどきだったので、ちゃんと前日受付をし、バスでのコース下見にも参加したが、
今回は、当日受付で済ませた。
そのまま更衣室へ。
更衣室といっても、体育館に目隠しのパーテーションを張り、床に薄手のじゅうたんがひいてあるだけ。
ちなみに、サブ3で国際の部参加だと、ちゃんとナンバープレートをもらい、シャワー付の更衣室の使用ができる、と思う。
いいなあ、、、。
早めに着いたので、奥の、肋木前の場所をゲット。
(捕まるところが無いと、腰が痛くて靴下が履けない、、、。)
ゼッケンをつけ、ゆっくり着替え、買ってきたおにぎり1個をゆっくり食べる。
去年アップしたところへの階段が封鎖されてて、行き方がわからないので、駐車場脇のトラック直線8コース×80M(?)程のところで走ってみることにした。たぶん観客席の下、なので、雨からも逃れられる。
ストレッチをし、途中途中で気になるところにチタンテープを張りながら25分ほどアップ。
アップを終えた頃には、両膝周りを中心に、数えられないくらいのチタンテープが足についていた。
再び更衣室に戻り、おにぎり1つ、アミノバイタルPRO1袋、ウィダーエネルギーイン1つ、を摂取。
だんだんお腹が痛くなってきた。
近頃レース前になるとお腹の調子が悪くなる。緊張?
控えめにお茶を飲んで、スタートを待つ。
冷たい小雨が、振り続いている。
11:40
だいたい番号順に並ばされ、最終登録のマットを通過し、トラックコースのスタート地点に向かう。
寒い中、大勢の人が来てる。
すごいなあ、、、。
みんなは??? いた!
フル装備のつっちー、雨かっぱ大活躍の姐、そしてパパ。
懸命に声援を送ってくれてる。嬉しい。ありがとー。
12時を過ぎ、上着を脱ぎ、スタート合図を待つ。
見栄を張ってランパン、ランシャツ。&アームウォーマー(パールイズミ)そして迷ったけどキャップと手袋。
12:10 号砲!
トラック3週目に1キロの表示がある。4.40.01。
去年よりちょっと遅いペースような気がしたが、周りに従う。
そのままのペースで道路に出る。
腰,、、、ラッキー、痛くない!
苦しくも無い。
今年は行ける所まで行けるペースで行こう。
あの坂は、行きは勢いがつく。
チェジュや、町田武相駅伝のように、勢いに任せて駆け下りた。
4分10秒台だった。
5キロ、21.54。最初の関門を通過できた。
まだ腰は大丈夫。よかった。
これからはなだらかな下り。
姿勢を保って、ペースキープ。と、自分に言い聞かせる。
その後、4分30秒前後をキープしながら、10キロ、15キロの関門も無事通過。
777という、超ラッキーなナンバーのおかげで、知らない人からも、たくさん応援してもらえた。
これだけたくさんのランナーの中で、最高のナンバー。
応援してくれてる人のためにもゴールしなくちゃ、、、と思い始める。
20キロの関門を過ぎると、線路を越えるちょっとしたアップダウンがある。
最初から飛ばし続けている疲れが出始めるこの辺りの上りは、きく!
去年もこの辺から辛かったっけ。
意識して、腕を振り、踏ん張る。
のぼりが得意らしい数人に抜かれたが、その後の下りで巻き返す。
程なく中間点、そして折り返し。
21キロで1:34.08。
随分貯金が出来た。ちょっと安心。
さっき下ったところを今度は登る。
、、、だんだん右ひざが痛い。屈伸すれば治りそうだけど、お客さんいっぱいいるしなぁ。
去年も、こんな感じだったけど、何とかなったし、きっと大丈夫。
我慢して、そのまま走り続ける。
各エイドでは、紙コップに入った水とバームがある。
後半は水を膝にかけ、バームを一口二口飲みながら、もちろんエイドでもスピードが落ちないよう頑張る。
なまじコップに7文目位まで中身が入っている。
いくらコップを潰しても、飲む時に顔がビチョビチョになる。
周りを見たら、始めに多すぎる分はあけてから飲んでる。なるほど。即採用。
後半は、なだらかな上りがずっと続く。
持久戦だ。
時々急にスピードダウンした人を抜き、
後半から勝負をかけてる人に抜かれ、
時々同じようなペースの人や集団と一緒に走ったりしながら、
一つ一つキロ表示を追い、エイドステーション過ぎ、関門を通過する。
途中、9℃の表示があった。寒いわけだ。
徐々にペースが落ちている。
でも、前半の貯金があるから、まだ大丈夫。
ムリしないでいこう。
29キロ。5分が切れなくなった。
しかも、上りが少しずつきつくなる。
膝も痛い。
あまり水をかけすぎるとつま先が凍りそうだし、でも、膝は冷やしたいし。
キロ表示の間隔がだんだんと開いていってるのがわかる。
精神力の戦いになってきた。
30キロ。
我がサポーター発見。
皆も寒い中私のために頑張ってくれている。
あともうちょっと。
足を前に出すことだけを考えた。
ついにあの坂まで来た。
みんな辛そうだ。
沿道では、いけるいける!あとちょっと!の声が。
坂を上り、40キロ、最後の関門を過ぎることが出来た。
よかった、ゴールできる。
やっと国立競技場が見えてきた。帰ってこられた。
ゴールのポーズはどうするんだっけ、、、?
余計なことを考えつつ、大声援の中競技場内に。
出来る限りストライドを大きくし、腕を振る。
最後の直線、
そしてゴール! 3:21:38
(ポーズも何もありませんでした。ゴールラインを通過して、立っているのがいっぱいいっぱいでした。)
やっとの思いで、更衣室へ。
手がかじかんで、着替えが出来ない。
みんなのことを随分待たせてしまいました。ごめんなさい。
今回のテーマ R&B 達成!
ホントにどうなるかと思ったけど、何とかゴールできました。
しかも、自分でも予想以上の好タイムで。
皆さん、いつも応援してくれて、ありがとうございます。
寒い中、ずっと追ってくれた、つっちー、姐、パパ、ホントにありがとう。
今年の後半は、今まで経験したことの無い大きなレースが続き、
いろんなことがあって、沢山の経験と、とても大きな感動がありました。
チームメイトのありがたさも実感しました。
もちろん、自分の課題もはっきりしました。
来年も、課題を克服して、より大きないい感動を得たいと思います。
皆さん、心から、 MAHALO!