In vino veritas(酒に真実あり) PISPORT〜SBRB〜 

2006 東京国際女子マラソン

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11月16日(木) AM11:30
 家の雑用を済ませ、さあ買い物に。レース前日はゆっくりしたいから、ビールも今日買ってこよう。ビールケースを持ち上げた瞬間、ビキビキ、、、嫌な感覚が腰に走った。目の前が暗くなる、って、こういう感じ、、、、折角ハワイの疲れも取れ、あばらのひびも治ってきてたのに、、、

 さすがに私の主治医は冷静かつ名(迷)医だった。 怪我から48時間で筋肉は回復するからギリギリセーフ、と、嘘かホントかわからないことを言われ、 それでも二次災害を懸命に防ぎ、当日に備えた。

11月19日(日)
 レース当日。やはり空には重い雲が、、、 とはいえ、このところ悪天候のレースにも慣れてきた。 なんくるないさぁ。

 ふつーに朝食をとり、出発。 途中のコンビニでおにぎり3個とお茶を買う。

 去年は、初めてでどきどきだったので、ちゃんと前日受付をし、バスでのコース下見にも参加したが、 今回は、当日受付で済ませた。

 そのまま更衣室へ。 更衣室といっても、体育館に目隠しのパーテーションを張り、床に薄手のじゅうたんがひいてあるだけ。 ちなみに、サブ3で国際の部参加だと、ちゃんとナンバープレートをもらい、シャワー付の更衣室の使用ができる、と思う。 いいなあ、、、。
早めに着いたので、奥の、肋木前の場所をゲット。 (捕まるところが無いと、腰が痛くて靴下が履けない、、、。)
ゼッケンをつけ、ゆっくり着替え、買ってきたおにぎり1個をゆっくり食べる。 去年アップしたところへの階段が封鎖されてて、行き方がわからないので、駐車場脇のトラック直線8コース×80M(?)程のところで走ってみることにした。たぶん観客席の下、なので、雨からも逃れられる。 ストレッチをし、途中途中で気になるところにチタンテープを張りながら25分ほどアップ。 アップを終えた頃には、両膝周りを中心に、数えられないくらいのチタンテープが足についていた。

 再び更衣室に戻り、おにぎり1つ、アミノバイタルPRO1袋、ウィダーエネルギーイン1つ、を摂取。

 だんだんお腹が痛くなってきた。 近頃レース前になるとお腹の調子が悪くなる。緊張? 控えめにお茶を飲んで、スタートを待つ。

 冷たい小雨が、振り続いている。

11:40
 だいたい番号順に並ばされ、最終登録のマットを通過し、トラックコースのスタート地点に向かう。

 寒い中、大勢の人が来てる。 すごいなあ、、、。 みんなは???  いた! フル装備のつっちー、雨かっぱ大活躍の姐、そしてパパ。 懸命に声援を送ってくれてる。嬉しい。ありがとー。

 12時を過ぎ、上着を脱ぎ、スタート合図を待つ。 見栄を張ってランパン、ランシャツ。&アームウォーマー(パールイズミ)そして迷ったけどキャップと手袋。
 

12:10 号砲!
 トラック3週目に1キロの表示がある。4.40.01。
去年よりちょっと遅いペースような気がしたが、周りに従う。 そのままのペースで道路に出る。 腰,、、、ラッキー、痛くない! 苦しくも無い。 今年は行ける所まで行けるペースで行こう。

 

 あの坂は、行きは勢いがつく。 チェジュや、町田武相駅伝のように、勢いに任せて駆け下りた。 4分10秒台だった。

 5キロ、21.54。最初の関門を通過できた。 まだ腰は大丈夫。よかった。 これからはなだらかな下り。 姿勢を保って、ペースキープ。と、自分に言い聞かせる。 その後、4分30秒前後をキープしながら、10キロ、15キロの関門も無事通過。 777という、超ラッキーなナンバーのおかげで、知らない人からも、たくさん応援してもらえた。 これだけたくさんのランナーの中で、最高のナンバー。 応援してくれてる人のためにもゴールしなくちゃ、、、と思い始める。

  
 20キロの関門を過ぎると、線路を越えるちょっとしたアップダウンがある。 最初から飛ばし続けている疲れが出始めるこの辺りの上りは、きく! 去年もこの辺から辛かったっけ。 意識して、腕を振り、踏ん張る。 のぼりが得意らしい数人に抜かれたが、その後の下りで巻き返す。 程なく中間点、そして折り返し。

 21キロで1:34.08。
随分貯金が出来た。ちょっと安心。

 さっき下ったところを今度は登る。 、、、だんだん右ひざが痛い。屈伸すれば治りそうだけど、お客さんいっぱいいるしなぁ。 去年も、こんな感じだったけど、何とかなったし、きっと大丈夫。 我慢して、そのまま走り続ける。

 各エイドでは、紙コップに入った水とバームがある。 後半は水を膝にかけ、バームを一口二口飲みながら、もちろんエイドでもスピードが落ちないよう頑張る。 なまじコップに7文目位まで中身が入っている。 いくらコップを潰しても、飲む時に顔がビチョビチョになる。 周りを見たら、始めに多すぎる分はあけてから飲んでる。なるほど。即採用。

 後半は、なだらかな上りがずっと続く。 持久戦だ。

 時々急にスピードダウンした人を抜き、 後半から勝負をかけてる人に抜かれ、 時々同じようなペースの人や集団と一緒に走ったりしながら、 一つ一つキロ表示を追い、エイドステーション過ぎ、関門を通過する。 途中、9℃の表示があった。寒いわけだ。 徐々にペースが落ちている。 でも、前半の貯金があるから、まだ大丈夫。 ムリしないでいこう。

 29キロ。5分が切れなくなった。 しかも、上りが少しずつきつくなる。 膝も痛い。 あまり水をかけすぎるとつま先が凍りそうだし、でも、膝は冷やしたいし。 キロ表示の間隔がだんだんと開いていってるのがわかる。 精神力の戦いになってきた。

 30キロ。 我がサポーター発見。 皆も寒い中私のために頑張ってくれている。 あともうちょっと。
 

 足を前に出すことだけを考えた。

 ついにあの坂まで来た。 みんな辛そうだ。 沿道では、いけるいける!あとちょっと!の声が。

 坂を上り、40キロ、最後の関門を過ぎることが出来た。 よかった、ゴールできる。

 やっと国立競技場が見えてきた。帰ってこられた。 ゴールのポーズはどうするんだっけ、、、? 余計なことを考えつつ、大声援の中競技場内に。 出来る限りストライドを大きくし、腕を振る。
 

 最後の直線、 そしてゴール!  3:21:38
(ポーズも何もありませんでした。ゴールラインを通過して、立っているのがいっぱいいっぱいでした。)
 

 やっとの思いで、更衣室へ。 手がかじかんで、着替えが出来ない。

 みんなのことを随分待たせてしまいました。ごめんなさい。

 今回のテーマ R&B 達成!

 ホントにどうなるかと思ったけど、何とかゴールできました。 しかも、自分でも予想以上の好タイムで。 皆さん、いつも応援してくれて、ありがとうございます。 寒い中、ずっと追ってくれた、つっちー、姐、パパ、ホントにありがとう。

 今年の後半は、今まで経験したことの無い大きなレースが続き、 いろんなことがあって、沢山の経験と、とても大きな感動がありました。 チームメイトのありがたさも実感しました。 もちろん、自分の課題もはっきりしました。 来年も、課題を克服して、より大きないい感動を得たいと思います。 皆さん、心から、 MAHALO!

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