In vino veritas(酒に真実あり) PISPORT〜SBRB〜 

2008 佐渡国際トライアスロン大会

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PISPORT レース報告

平成20年9月7日 佐渡国際トライアスロン大会
参加メンバー:Aタイプ えーさくさん、やっちゃん、まさるさん、K子ちん、アイアンギャルさん
参加メンバー:Bタイプ はっしーさん、とんこちゃん、はまねぇさん
報告者:まさるさん

 7月初めに山岳レースを完走してから、徐々に走る習慣が身についてきた。どこまで走れるようになったか、また、初めての佐渡ということで非常に楽しみな大会だった。3週間前からテーパー期に入り慎重に調整してきたつもりで、気合いは十分だ。

9月5日 金曜日 晴れときどき曇り

 始発の新幹線に乗るべく、やっちゃん&K子ちんと武蔵野線で大宮駅へ向かう。あれこれ話をしているうちに眠ることもなく新潟駅に到着。タクシーでフェリー乗り場へ。船の旅は大好きだ。2等船室に寝場所を確保し、船内を散策。日差しは強いが海風は気持ちが良い。デッキでカモメを見ながらウトウトし、船室に戻って耳栓をして昼寝をした。

 
 
 
 両津の港に到着。大会事務局のバスの出発が後続のジェットフォイルの到着を待つため、30分ほど時間調整。おにぎりを食べて出発。30分くらい爆睡して起きたら選手登録会場に13時に到着する。選手登録を済ませて、ショップを物色して「クラゲよけ&日焼け止めクリーム」をゲットする。

 
 

 荷物を持ったままバスターミナル周辺まで歩いて、喫茶店で遅めの昼食を食べ、タクシーで宿にチェックインする。話には聞いていたが、大会メイン会場から4kmほどしか離れていない良い場所に、我々が泊まる豪華な旅館(八幡館)があった。幹事のえーさくさん手配などありがとう。とにかくお風呂(自噴温泉)が最高だ!!

 
 

 14:40分くらいにチェックインして、慌ててバイクを組み立てる。16:00開始の競技説明会まで、あっという間の時間だった。時間を有効に使用するのであれば、ジェットフォイルを使用したりレンタカーなどが有効だろう。今回は宿が大会会場周辺の「佐和田」地区だったのでレンタカーは必要なかったが、大会事務局のバスは調整時間が多くいまいちだった。ジェットフォイルを有効に活用すると良いだろうと思う。

 もう一つ良く分からなかったのが、スイムキャップの受領である。選手登録ではなく、競技説明会終了後に配布される。ナンバーとか記入されていないものである。仕組みがいまいち分からない。競技説明会の参加必須であるのであれば、競技説明会を両日にかけて午前午後2回開催すれば遠くに宿泊している選手も便利だろうと思った。今年からバイクマーシャルが復活し、ドラフティングは集団全員を止めるとのこと。徹底的に取り締まってほしい。



 21:30には消灯し、ぐっすり眠る。ZZZZZ・・・・



9月6日 土曜日 レース前日 晴れのち曇り

 クラゲを恐れて試泳せず。露天風呂でのんびり。えーさくさんとはっしーさんは新潟で一泊して、朝一のフェリーで到着したとのメールが入る。大会スケジュールを見るとコース下見バス(4時間)が10:30に出発するとのことなので、参加することにする。やっちゃんはバイクメーター交換で忙しいようだ。えーさくさんとはっしーさんとここで合流。

 
 

 コースの下見はBタイプのコースがメイン。いわゆる小佐渡のみ。事務局のスタッフでリレーに参加する地元選手の方が、エイドステーションの位置や、集落の特徴、目印などを細かに説明してくれ、また、コース上の観光スポットにもトイレ休憩がてら立ち寄ってくれる。これが無料とはありがたい。観光バスに乗っているようだった。はじめの方は是非おススメです。

 
 

 明日の天気は雨のようだ。前日にバイク預託は止めることとする。MTB用のマッド用チェーンオイルを入念に塗る。補給食の準備をして21:30に消灯。えーさくさん、起床は3:30ですからね。



9月7日 日曜日 当日 スイム [1:08:41 80位]

 3:30に起床、雲は多いが雨は落ちていない。天気予報では終日曇り、午後一時雨。あまり暑くならないようだ。腕のストレッチを入念に行い、ヴァームを飲み、宿が前日に配ってくれたおにぎり弁当を食べる。空気圧は考えた末、いつものように8気圧にセット。替えのチューブラータイヤは1本取り付ける。4:40に自走で出発。10分ほどで会場に到着。バイクやらシューズをセットして、ボディーマーキング。いよいよもうすぐスタートだ!!ここで缶ヴァーム1本飲む。

 
 
 

   5:40に海へ入りウエットを着る。足もとがチクチクと何かに刺され痛い。くらげよけクリームは効き目がないのか?100mほど泳いで時間のため陸へ上らされた。

 外側による。前から2・3列目に陣取ってスタート。コースの一辺が長いのでブイは良く見えない。きちんとヘッドアップしている選手を呼吸する側に見ながら順調に泳ぐ。つまり自分はあまりヘッドアップせず楽に泳ぐ。沖に出ると水は透明度を増してきれいになり、遠くを泳ぐ白いクラゲも見える。第1ブイのところでゴーグルを外されるも冷静に立て直し、そこからはコースロープを右手に見ながらマイペースで泳ぐ。集団内が良いのか、一人でロープ沿いが良いのか自問自答しながら・・・・

 計測チェック 1時間8分。おぉー奇跡だ!!速いぞ!!代表に写真を撮ってもらって、シャワーでウエットを脱ぎバイクラックへ急ぐ。



バイク [6:34:58 82位]

 抑えめに走り出す。宮古では前半突っ込みすぎて自爆したので、今回は30〜32km/hで入る。ポイントは60km地点のZ坂と165km地点の小木の坂である。そこまでは脚を使いたくないので、ちょっとした長い上りではアウターは使わず、インナーに入れて走る。しばらくして雨が落ちてきた。下りは慎重に下る。気温は高くなくボトル2本はいらないことに気がついた。とりあえずZ坂前で一本は捨てようと決める。

 海岸線では結構抜かされた。が、追いかけずにマイペースを守る抜く。前の選手と5〜7mの距離を保ちつつ淡々と走る。エイドでボトルをとってみたが、きちんと冷たいドリンクであり渡し方も上手い。スピードは落とさなくても受け取ることができそうだ。それにしても雨が本降りになってきた。トンネルの中が待ち遠しくなる。しばらくしてZ坂の手前で10人程度の集団走行のやつらが抜いていった。が、佐渡で集団走行を見たのはこれだけ(個人でピッタリ、真後ろについているやつも数人は見かけたが)で、宮古に比べると少ない。アップダウンがかなりあるので、千切れてしまうのだろう。

 Z坂手前のエイドで1本のボトルを捨て、コーラを貰ってすぐ飲んで捨てる。身軽になってZ坂。前から落ちてくる十数人をごぼう抜きする。坂の雰囲気は、乗鞍の三本滝直後のイメージだった。

 この上りでスイッチが入った。下りは雨のため慎重に下るが、ここから両津までの平坦区間では、5人程度のパックと走ることになった。各自前者とは5m以上の間隔を空けて、一定のペースで走る。上りで前に出て、平坦でついていけなくなるが、視界には入るように頑張る。32〜35km/hほどか。中間地点となる90km地点では、手元の時計で3時間3分だった。これまでのところ順調。

 こまめにエネルギー補給を心がける。ボトルにはエネルギージェルが満タンなので、適度に飲む。そして空腹感が出ないように「ちょこまん」を2つ食べきる。が、空腹感が出てきたので、最後の固形物パワーバープロテイン入りを食べようとしたところ・・・・・・滑って落っことしてしまった。すみません。拾うことができませんでした。このあたりからTJ雑誌の車と並走が多くなる。

 104km地点の両津のエイドでトイレ休憩とする。マイクでボランティアが何か欲しいものがないか聞いてきたので「トイレ」と答えたら、きちんとマイクでリレーされ、空いているトイレに案内を受けた。冗談が通じてうれしい。

 このあたりで70位前後と聞かされた。トイレ休憩で数人に抜かれたと思うので、先ほどのパックまで追いつこうと、もう一度スイッチが入る。ここからは下見バスでコースは頭に入っているので、真木、水津の上りを利用してスピードアップ&ごぼう抜き、イケイケモードに入って先ほどのパックに追いつく。

 そろそろ最後の難関、小木の坂である。しかし、脚は売り切れのようで、上りがきつくなってきた。空腹感も出ているので、無理をしてパックを追うことはせずに、しばし速度を落として脚の回復に努める。赤泊のエイドで止まることなくおにぎりをもらい、手持ちの塩飴を食べながら小木の坂に備えた。このあたりから雨はやんでいたと思う。

 脚は回復せず。小木の坂では誰も前から落ちてこなかった。というか、2数名に追いつかれた。インナーローで無理せずマイペースで上り、数人でパックを形成する。が、何人かがぴったりと後ろに付くタイプのようだ。うーん。残り10km地点の西三川の上りで離すことはできず、最後の平坦を鬼引きしてみた。ゴールして宿に向かうはっしーさんとランで走っている浜ねぇさんに声をかけてもらい、爆走。結局切り離せず、無駄足を使っただけか?コンタドールの片手バキューンと両手ガッツポーズでトランジットへ。手元の時計で6時間半だった。精一杯バイクの力は出し切れたと思う。



 [補給] ヴァーム×1缶、ロングバイクボトル(カーボショッツ×6本、ウィダーエネルギーゼリー×2袋、クエン酸×1袋)、ロングバイクボトル(CCG×1袋)は途中で捨てました。スズメバチドリンク×1本、ちょこまん×2袋、塩飴×1個、アミノゼリー(青)×2本、頭痛薬×2錠(80km地点で服用)、俵おにぎり×2個(エイド)、コーラ※×5回くらい(エイド)、アクエリアス※×1回(エイド) ※ドリンクはエイドの最初で受取り、その場で少し飲んで、出口で手放した。



ラン [4:28:46 175位]

 バイクを置いてトイレに向かう。このとき後ろのポケットが重い。再びトランジットの自分のところによって、不要なゼリー飲料を置いて、エイドでスポンジで頭を冷やしてさぁ行こうかというところで代表がいた。写真を撮ってもらい再スタート。

 脚は動いた。ジョグの練習だけは多くやってきたからだろうか?何度も言うが脚は動いた。日が出てきてはいるがそれほど暑くはない。ペースが同じ選手に引っ張られる感じで5kmまで進む。だんだんと暑くなってきた。7・8km地点だろうか。女子トップのMさんに抜かれた。ここで抜かれるということは、バイクで相当飛ばしたのだろう。17キロ過ぎの折り返しを過ぎてから、太陽は雲に隠れ、やや涼しく感じる。途中でやっちゃんとすれ違う。口では駄目だと言っていたが、脚は動いているようだった。しばらくして女子2位の選手と並走するが25km手前で脚が痙攣を起こし、その場でストップしてしまい離されてしまった。

 しばらくだましだまし走る。第2折り返しを過ぎると、いよいよ辛くなってきた。30km地点手前で、アイアンギャルさん、続いてえーさくさん、1kmほど後ろにK子ちんとすれ違う。頑張っているメンバーと話が出来てちょっとうれしい。

 残り10km地点を過ぎてきつくなってくる。残り5km地点のエイドで女子3位に追いつかれたので、しばらくついていく。数人のグループで走っているところへ女子4位が参戦を表明。周辺の選手のペースが上がってしまい、一人マイペースを貫き通す。商店街にはギブスな人が待っていてくれ、なんとか歩かずにゴール。

 フィニッシュ写真は、コンタドール改の両手バキューンで決めてみました。

 5キロごとのラップを記録したので、記しておきます。
5km 28.03
10km 28.59
15km 30.42
20km 31.11(1:58.56)
25km 33.31
30km 33.41
35km 34.46
ゴール 49.10(ゴール後しばらくして止めました)



※ 写真はK子ちんエイジ1位ゴール

 [補給] 梅パワージェル×4本をフラスク、スズメバチドリンク×1袋、アミノゼリー(青)×1本、アミノ酸×1袋、オレンジ×1片(エイド)、レモン×2片(エイド)、俵おにぎり×2個(エイド)、コーラ×8回くらい(エイド)、お茶×1回(エイド)、塩×少々(エイド) 



最後に・・・・

 記録は、総合101位。フィニッシュタイムは12:12:32でした。目標としていた12時間を切ることはできませんでしたが、自分の全力は出し切れたレースでした。バイクコースはアップダウンが多くあり、とても楽しめました。また、ランコースは、宮古島や韓国と比べ、ほぼ平坦基調でしたので走りやすかったです。今回は、前半雨のためか気温があまりあがらず、かといって寒いわけでもなく記録が出やすかったのではないでしょうか。バイクの走力このままに、秋冬はランの強化を頑張りたいです。

 応援いただいた皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

 



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