In vino veritas(酒に真実あり) PISPORT〜SBRB〜 

2009 IRONMAN World Championship

HomeAbout usMemberReportBlogWearBBS

[参加者] フロトさん、ママ、すこっとさん
[報告者] すこっとさん
[サポート] アイアンギャル、パパ、みるくさん
[日時] 2009年10月10日(土)
[場所] カイルアコナ ハワイ島
[天気] 晴れ
[距離] スイム3.8k バイク180.2k R42.2k
[結果] 11時間13分13秒 女子カテゴリー(F40−44)16位/76人中

 2年ぶりとなるIronman World Championship 出場。
 初出場だった前回は、この大会に出られるだけで満足であったし、完走できれば良いと思っていた。
 今年はトレーニングもかなり強化し、2月のIMマレーシアでは女子総合14位、6月のIMジャパンでは女子総合6位、アマチュア優勝という結果も出すことができ、自信をつけると共に、ハワイで戦えるだけの力をつけてきたつもりだった。



 <スイム 1:07:13>

 スタート位置は桟橋から10m離れた辺りの前から4列目スタート。号砲と同時に、激しいバトルに巻き込まれる。身体の大きい外国人選手に混ざって泳ぐのは本当に体力を消耗する。

 スイムスタート時の空撮を見ると、右側に選手が集まっており、左側がぽっかりと空いていた。今から思えば、もっと積極的に最前列、そして左側からスタートすれば良かったかな・・と思う。

 今年は折り返しのブイに目印となる船がおらず、どこが折り返し場所なのか分からない状態で、結局は最初の折り返しのブイまでバトルに巻き込まれたままだったけど、最後のブイの後は良い感じで同レベルの選手につくことができ、そのままスイムフィニッシュ。

 海から上がると足に付けていたチップが外れてなくなっていた。ボランティアに引き止められ、新しいチップを渡されるまでタイムロス。実際はそれほどの時間でもないのだろうけど、焦っている此方側からすると果てしなく長く感じられた。




 <バイク 6:00:35>

 今年1年、最もトレーニングを強化してきたバイク。外国人選手に最も差をつけられる種目でもある。

 前半はKONAの市街地を走る。KUAKINI HWY.で道路の舗装が悪い箇所がいくつかあり、衝撃でDHバーの肘置き部分が変形。また、ジェットストリームの蓋が外れ、中のスポンジが落ちるなどのアクシデントが発生。

 この2つのアクシデントは最後までストレスを感じてしまうものだった。しかし、走行には支障が無いので、そのまま走り続ける。

 QUEEN K HWY.に入ると溶岩台地を突き抜けるような1本道をひたすら北上。ここに入ると家や観客もまったくなくなり、あとは十数マイル毎にあるエイドステーションが唯一の楽しみでもあり人がいるところ。

 今年は風がそれほど強く感じられず、また追い風基調なのか、コース前半は気持ちよく走ることができた。



 バイク折り返しのHAWIへ向うアップダウンが続く箇所では、2年前は身体を真っ直ぐに保つのがやっとというくらいの強風で、バイクに乗ること自体が恐怖に感じられたけど、今年はやはりそれほどでもなく、HAWIへ向うことができた。

 HAWIを折り返した後は下り基調のコースを駆け下りる。しかし、楽に走れたのはここまでで、KAWIHAEから風は一気に向かい風に変わった。

 再び戻ってきたQUEEN K HWY.は照りつける太陽の熱と、向かい風に体力が奪われる状態。気持ちを切らすことなく、なんとか集中力を保って、我慢の走りを続ける。

 バイク残り20kmほどになるころ、ようやく風向きが変わったのがわかった。風向きが変わったところで、最後の追い上げでバイクゴール。


 <ラン 3:55:53>

 ランコースは前半、KONAの中心部であるALI DR.の往復。ここは、沿道に観客が絶え間なくいて、応援が凄い。もちろんその中には日本人の方々もいて、異国で受ける日本語の応援や日の丸は本当に嬉しく思う。

 賑やかな、ALI'I DR.を過ぎた後は急坂のPALANI RD. 這うようにして、坂を登ると再びバイクコースでもあるQUEEN K HWY.へ。果てしなく続くような1本道。

 すれ違う知り合いの選手などに声を掛け合い、また自分とおなじカテゴリーの選手の位置をチェックしながら、ラン折り返しであるENERGY LABへ。実はラン序盤からお腹の調子が悪く、20kmぐらいまで全てのエイドステーションのトイレに駆け込むというような状態だった。

 なんとか回復してきたのが、ランスタートから25kmを過ぎたENERGY LAB手前。それからは後から追ってくる日本人選手から逃げるような勢いで走り続けた。

 外国人選手を抜いて行くたびに「Nice Run!」と声をかけられたので、相当ペースは速かったのではないかと思う。

 PALANI RD.の坂を下り、再びALI'I DR.へ戻ってくると、観客・応援の声は更に増えていて、感極まる。何度も涙が出そうになったけど、なんとか持ちこたえ笑顔でゴール。

 

 ゴールタイム11:13:13 総合867位

 3種目全てにおいて、順位タイムとも前回より更新してのベスト。 体調が万全ではなかった中、ベストタイムを出せたことは自分でも素直に嬉しいです。

 ハワイを完走することよりも、ハワイのクオリファイを取ることのほうが難しい大会ですが、またきっと、ここへ戻ってきたいと思います。

 応援してくれたチームのみんな、そしてサポートしてくれたみるくさんにとても感謝しています。本当にありがとうございました。


このページのトップへ

ホームへ

inserted by FC2 system