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21st チャレンジ富士五湖

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PISPORT レース報告

平成23年4月30日 21st チャレンジ富士五湖ビギナーズの部(72.5km)
参加メンバー:まさるさん、ちゃまさんは応援
報告者:まさるさん

  

 トライアスリートだけどランが苦手でどうしようもないまさる。苦手な種目を克服するには、ジョグで良いからたくさん走った方が良いですよ。というABちゃんらのアドバイスもあって、少し長い距離に挑戦してみたくなった。ウルトラマラソンと言えば100kmがスタンダードだけど、初挑戦ということで、ビギナーズの部72kmにエントリー。完走するために、練習量が増加することを密かに期待するも、3月末の朝日佐倉健康マラソンは大震災の影響もあって大会中止。4月は統一地方選挙の応援と、結局あまり走り込みは出来ず。
 結局例年と練習量はあまり変わらず。なんとかなるだろうという気持ちの甘えがあったことも確か。今年に入ってのラン単体での練習量は、1月(4週間)150.5km、2月(4週間)144.7km、3月(5週間)123.6km、4月は大会前までにたったの、105km。ランナーのブログを見ていると、ウルトラ完走するためには、大会距離×5倍の距離の練習が毎月必要とか書かれている。大丈夫か?まさる。



↑コースは112kmのチャレンジの部です。

【4/29(金)大会前日】

 車で自宅を11:30に出発。大型連休前半三連休の初日ということもあって。車はやや多めで中央高速は諦め、いつもの下道で行く。ニュータウン通りから橋本、√413の道志みちで受付会場には16:00前に到着。ゼッケンやら荷物を預けるための袋などを受け取る。



 ちなみにコースは、自転車の富士ヒルクライム大会のベースとなっている、富士北麓公園をスタートとし、(山中湖は112km&100kmのみ)→河口湖→西湖→精進湖→本栖湖(1周するのは112kmのみ)までいき、戻ってくるのが大まかなコースである。

 よくよくパンフレットを読んでみると、関門2のA地点「西浜小学校(23.9km)」と関門3のB地点「本栖湖県営駐車場(42.1km)」で、着替えなどの荷物を預けることができるらしい。B地点の袋には、パワージェルのほか、長袖シャツと半袖のチームTシャツ、靴下、湿布などを入れておく。

 

 ↑ 前日に用意したモノ。右がA地点。左がB地点。実際は当日の朝に、パワージェルは全てB地点に入れ替えた。

 受付を済ませてから、ダイエー系列のスーパーで大会当日の朝(4/29は素泊まり)の朝食や補給食などを購入して、17:00に宿にチェックイン。少し荷物を整理してから車で前夜祭会場まで出かける。前夜祭は17:00からだけど、遅れてしまって17:40くらいから合流!!

 

 同じく遅れてきた72kmに参加するチーム345のお二人の方とご一緒させていただき、明日の服装やレース心構えなどをアドバイスいただく。なにせ初ウルトラのまさるは参考になることばかり。ありがとうございました。車の運転は奥さんにお願いし、地ビールを美味しくいただく。

 

 冷製パスタ、ウインナー、大好きなポテトフライ、サラダ、ちまき、ロールパン、地ビールで@2500円。大震災のチャリティーオークションやらゲストランナーであるエリックワイナイナ選手のトークなど、なかなか楽しかった。炭水化物が少なかったので、宿に戻ってからおにぎり2つとアミノゼリーを食べて、お風呂に入ってから、ゼッケンや補給食など準備して21:00前に就寝。

 今回の宿は、大会前日から2泊(1泊目は素泊まり)した。小学生の時の移動教室でお世話になった「富士学園」はおススメ。

 


【4/30(土)大会当日 スタートまで】

 3:00頃目が覚めた。5:00にセットした目覚ましが鳴るまで二度寝。携帯がマナーモードだったのでアラームは鳴らず、慌てて起きたら5:45だった。

 つまり寝坊ですね。

 冷蔵庫からパックの納豆巻きを取り出すと凍っている。赤いきつねのカップうどんに浸して食べるけど美味しくないので半分以上残す。炭水化物が少ないと不安なので、奥さんの朝食だったおにぎり2個を奪って食べる。そのほか、缶スーパーヴァーム1本、バウムクーヘン1袋とアミノゼリー1袋を食べておく。

 6:30に宿を車で出発。6:40に北麓駐車場に到着するも満車でドギーパーク臨時駐車場へ回される。道が良くわからず、焦ってしまったが、100kmにチャレンジする奥さんのサポートに来ているちゃまさんに携帯で道を教えてもらい事なきを得た。なんだかんだで大会会場には7:20頃到着。A地点・B地点への荷物のほか、ゴール後に受け取る着替え(防寒着)を体育館で預けて準備終了。

 

 なんて言っても天気が最高です。

 

 まさるの作戦は、次のようにした。

 72kmを前半の42kmと後半の30kmにわけて、最初の42kmはゆっくり目のフルマラソンを走るイメージ。後半の30kmは、トライアスロンでの自転車が終了した後のフルマラソンのイメージ。前半の42kmはキロ6分で進み、4時間30分。後半の30kmもキロ6分で3時間。休憩やトイレもあるから7時間30分から8時間でゴールしたい。

☆ 往路ウエア
 決戦用ランシューズ、7分丈CWXタイツ、ランパン、ランニングインナー、チームバイク半袖ウエア(白)、アームウォーマー、普通のNBソックス、ポラール心拍計&時計、ノースフェースのHUTT。(←奥さんが見つけやすいようにとの配慮は欠かさない)

 顔と首に日焼け止め、膝にマジックポイントテープ、脚指先&股&わきの下にワセリン。乳首にバンソーコーは貼らなかった。

 ランパンのポケットに、頭痛薬&ロキソニン&ストッパを忍ばせた。朝、正露丸は服用せず。背中のポケットに携帯電話。コンデジは持たなかった。針と糸を忘れたので、ゼッケンベルトを使用。

 


【4/30(土)大会当日 レース】

 いよいよスタートの時刻(8:00)が近づいてきた。大会会場前テントではドリンクサービスなどをやっている。目ざとくカリフォルニアレースンを一握りいただき食べておく。東日本大震災の被災者の方に30秒の黙とうを捧げて、エリックワイナイナ選手の号砲でスタート!!

 

 先頭の方からスタートすると、イケイケドンドンでつぶれてしまうのが目に見えていたので、半分より後ろから、こんなゆっくりのペースで大丈夫なのだろうか?というペースでスタート。ゆっくりだから楽か?というと、全然そんなこともなく、絶好調ではないことがわかる。無事にゴールできるか不安だったが、まわりの選手のペースに任せて走っていく。途中でコンデジで富士山などを激写する選手もいて、ウルトラならではの雰囲気を実感する。

 最初の5kmで時計を確認すると30分弱。予想通りのペースだ。下り基調で進み、√139を左折する。ここで、右側から山中湖1周を終えた5:00にスタートした100kmの選手と合流〜心強い。

 

 歩道の上は段差で足をひねりそうなので、自転車と同じように車道を一列で走る。この大会、信号機は絶対厳守だ。たいていのトライアスロン大会やフルマラソン大会が交通規制が敷かれるのに不思議な感じがする。ウルトラですからね。

 

 しばらくして河口湖大橋へ。このころはまだ携帯を操作する余裕あり。メールで奥さんに現在位置などを知らせようとするけど、液晶が光って文字打てず・・・・橋手前のGSのトイレで小を足しておく。(顔も洗っておく) 橋の上は気持ちが良いけど、遥か向こうの対岸を走るのかと思うと、ちょっとうんざり。

 

 河口湖の北岸であまりの綺麗な富士山に激写!!日影やトンネル内、風向きによっては少し寒いのでアームウォーマーを上げ下げする。

 

 ところで、エイドステーションは約5km(距離表示は約2.5km)ごとに設置されているが、ここまでのエイドにはスポーツドリンクがおいていない。水のみである。まさるはスポーツドリンク派なのでちょっと焦る。ここからは、預けた袋の中の炭酸飲料が唯一の楽しみになる。(その後、ポカリやヴァーム、コーラなど置いてあるエイドもあった)

 右折して西湖方面へ。そびえたつ激坂。6%くらいか?階段は得意ではないけど、上り坂は嫌いではないので少し出力を上げて進む。坂の途中に関門2西浜小学校A地点(23.9km)に到着(10:25)。袋を受け取って、ます炭酸飲料を飲み干し、大きいゼリーを飲み干す。ポケットにアミノゼリーを詰め込んで直ぐに出発。トイレに寄りたかったが数人並んでいたので我慢する。

 西湖畔を走る。風が強く頑張りどころである。男女ペアで走る72kmゼッケンの後ろをコバンザメで走るが、ちょっとペースが早い。心拍は140を超えたあたり。無理をしないでマイペースを貫く。エイドもなく辛い区間だ。(このペアとは、復路の西湖までずーっと一緒でした。)

 しばらくして「頑張っているねぇ〜」と、ちゃまさんが車で抜いていく。奥さんのサポートもあったのにありがとうございます。左手にあるトイレで小休止。しばらくして30km地点の野鳥の森公園を通過する。

 ここにはうちの奥さんが応援バスで待機しているはずだ。ちなみに応援バスは事前申し込みで、応援者には満足な時間&コース設定&接続だったらしい。

 

 

 オレンジのほか、チョコ菓子(アーモンドチョコ&きのこの山)を食べる。奥さんからの応援で気合いを入れ直して出発!!

 

 その先の上りで、100kmのトップ、しばらくして112kmのトップが折り返してきた。速い。その先、精進湖までの区間は交通量が多く、また歩道が狭く走りにくい。すれ違いもあるしね。

 

 信号機を右折して精進湖畔へ。途中から交通量が少なくなり走りやすくなる。西湖ほど風も強くなく、淡々と進む。ところどころ背中のポケットのジェルを口にする。青木ヶ原樹海の中を通り、再び交通量の多い国道へ出て、本栖湖方面へへ。

 見晴らしの良い下り基調の道を進んでいく。帰りはここを上るのかということは考えないようにしておく。

 

 折り返しの選手とすれ違うことが多くなり、脇道で小休憩を済ましてから、アンダーパスの歩道橋をくぐって、いよいよ関門3本栖湖県営駐車場(42km地点)に到着。時間は12:25だった。

 

 炭酸飲料を飲んで、大きいゼリーを飲み干す。インナー&バイク半袖ウエアを脱いで、長袖シャツ&チーム半袖Tシャツに着替える。アームウォーマーは袋に預け、ありったけのパワージェルをポケットに詰め込み、エイドでオレンジをもらって出発。

 

 折り返して精進湖までの上りは、奥さんの応援バスとの並走だった。渋滞で車やバスの進みもゆっくり。

 

 47.5kmの赤池大橋車待避所のエイドでは、再びちゃまさんが応援してくれた。ウエア着替えたのに良くわかりましたね。ソルトタブありがとうございました。

 ここから先のエイドでは、コーラの飲むか、コーラがないエイドではパワージェルを水(もしくはヴァームウォーター)で飲み干す。ところどころ梅干しも食べた。固形物はチョコレート以外は口にしなかった。50.5kmの西湖野鳥の森公園では、奥さんの応援バス到着とほとんど同時に通過。

 

 ここまで心配していた脚(膝)の痛みも出ず、8時間以内での完走を確信する。ただ、長袖は結構暑く感じ、ほとんど腕まくりをしていた。

 

 復路の西湖は違う道(南側)だけど、やっぱり風が強く、また周りにほとんど選手がいなかったので精神的に辛かった。自分との闘いだった。たまに抜かれるのは白いゼッケン(115km)の選手がちらほら。(2人くらいかな)

 関門4(西湖公民館)ではファイテンの脚マッサージをやっていた。魅力的だったけど脚はまだまだ大丈夫だったのでスル―。ただ心拍は150を超えている。脚はまだまだ動く。62km地点で時計を確認すると、この5kmを32分かかっている。少しペースが落ちた様だ。

 携帯を確認するとミルクさんからメールが来ていた。「あと10kmです」というメールをミルクさんのほか、奥さんにも送っておく。河口湖を超えると、ゴール地点までは基本的に上り基調になる。ここから抜かれることはなかった。一人ひとり前の選手を捕えてはパスしていく。√139を渡るところで信号機に引っかかってしまい3分くらい休憩。

 スタッフに聞いてみた。「あとどのくらいですか?」「8kmですよ」「まけてもらえませんか?「1cmなら良いですよ」という会話でリラックスして、残り8kmだから4時間ランのコースたったの2周回だ。

 関門5(残り5.4km地点)は立ち寄らず。ここからはずーっと直線の上りが始まった。ペースを落とすことなく(実際は上り坂だから落ちているけれども)一人ひとり確実にパスしていく。緑色(100km)ゼッケンも青色(72km)ゼッケンも・・・

 上りが終わると最後の1.5kmは平坦&下り基調でやっと一息もつかの間。沿道の応援の方々とハイタッチをして、最後は片手バキューン&ガッツポーズでゴール。

 

 

 もっと体中が痛くて痛くて大変なゴールになるかもしれないと恐れていたけど、予定通りのタイムでゴールすることができた。これで少しでも苦手なランの克服につながればと思います。チームメイトなど各方面から応援などいただきました。ありがとうございました。ちゃまさん、本当にありがとうございました。

 100kmとか112kmとか完走する、あるいはチャレンジする選手は本当に凄いなぁ〜。

☆ 完走賞
10k 1:13:14
20k 02:14:22(1:01:08)
30k 03:21:11(1:06:49)
40k 04:28:49(1:07:38)
50k 05:22:01(0:53:12)
60k 06:24:32(1:02:31)
70k 07:40:27(1:15:55)
72.5k 07:47:58(0:07:31)

 疲労度は、キタタンを5とすると、3.5かな。

【気象データ(山梨県河口湖)】
平均気温 11.3℃
最高気温 20.7℃
最低気温 1.7℃
降水量 なし
平均風速 3.3m/s

【結果(72km)】
出走数(男女)870人、完走数(男女)656人、完走率(男女) 75.4%
出走数(男子)591人、完走数(男子)446人 完走率(男子) 75.4%
男子 48位 /446人 大会結果HPこちら

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