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第33回札幌国際スキーマラソン大会

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PISPORT レース報告

2013年2月3日 第33回札幌国際スキーマラソン大会(50km)
参加メンバー:まさるさん
報告者:まさるさん

 昨年に引き続き、第33回札幌国際スキーマラソン50kmに参加した。昨年はスタートから飛ばしすぎて自爆し失速、目標の4時間を切ることができなかった。(昨年の様子は、こちら

今年の目標は、昨年のリベンジで4時間を切ること。

ちなみに、コースにもよりますが、札幌50kmのトップ選手のタイムは、男性で2時間20分前後。フルマラソンと同じくらいのタイムを目安とお考えください。

コースは例年と同じコース。前半は上り基調の50kmだ。↓↓



【2/3(日)大会当日 スタートまで】

アラームで飛び起きた。手探りでi-Phoneを止めて、トイレに行ったところで、大きな地震。

釧路沖を震源とする地震の緊急地震速報と目覚アラーム間違えました(爆笑)。まだ23時過ぎだったので二度寝。アラームと間違えて、レースに向けた準備している姿をカメラ女子に注意されたのは、ココだけの秘密だ。

50kmのスタートは8:50。第1ウェーブのBブロック。ホテルの朝食バイキングは6:45とやや遅いので、時間を短縮すべくレースウエアを着こんで荷物を持ち込んで朝食。パンのほかご飯を詰め込んでおく。

肩回りのストレッチ、擦れやすい部位のワセリン、日課のスクワット&腕立て伏せなどは部屋で済ませておいた。

7:15前にホテルを出発して、レースウエアに身を包んだ選手がひしめく東豊線に乗り札幌ドームへ。



心配された吹雪は何処へやら。天気予報では晴のち昼前に雪。朝は晴れ間も見える。

8:00前に会場に到着し、サッポロスキッドさんから板&ポールを受け取る。前日に受付を済ませているので、基本的に防寒具を脱いでシューズを履きかえるだけ。



トイレを済ませシューズを履き、計測チップをとりつけて準備完了。エネルギーゼリーを1本飲んでおく。



○ ウエア類は以下のとおり
上:ランニングインナー、長袖インナー、裏起毛バイクジャージ、チーム長袖バイクジャージ
下:リガードハイソックス、7分丈CWX、エーグル短パン、CWXロングタイツ
その他:レースキャップ、アイウエア、ネックウォーマー、XC用長指手袋、ポラール時計
補給:カーボショッツ×1(飲用せず)、アミノバイタルプロ×1(40km地点で飲用)

あっと言う間にスタート30分前。荷物預けサービス@200yenは利用せずに、8:25に1000mちょっと離れたスタート地点に向けて出発!



板はバッチリ良く滑り、フォームを思い出しながら滑っていく。昨年はBブロックのアウトに並んだけど、今回はインから3人目の前から5列目に控え目に並んだ。トイレに寄り防寒着を脱いで、無料預かりサービスに預けて、板を履いて準備する。



放送では、昨日緩んだ雪が、今朝の冷え込みでかなり締まった硬いバーンとなり、かなりのスピードが出るので、下り坂は特に注意するようにとの案内が、、、



昨年は下りで大ゴケをしているまさる。

年に2〜3回しかスキー板に乗らないまさるの願いは、「ヘッピリでもいい、転ばずに滑ってほしい。」○大ハンバーグの懐かしいCMがアタマの中をリフレイン。

先程まで晴れていたのに、厚い雲と風がでてきて、雪が降ってきた。寒い中、スタートまで5分くらい待ったかな?直前にAブロックまで間を詰めて、定刻8:50にスタートした。






【2/3(日)大会当日 レース】

昨年はコース渋滞を避けるため、スタート直後から飛びだして、前へ前へと上がっていったが、今年は自重して、それほど頑張らず二列で進む林道の上りに突入!

斜度3〜4%くらいのやや上りが約4km続く。


(↑Photo オールスポーツ)

昨年はこのセクションを割と先頭に近い(=ペースが速い)位置で、勘違いしたまま(何せ初出場でしたから)突入して、ヨダレダラダラの心肺MAX域で苦しんだ。

今年はそれほど前に上がらなかったので少し余裕がある。時々前と詰まっては、速度を緩め調整しながら前を行く選手についていく。


(↑Photo オールスポーツ)

周りの選手のペースはまさると同じくらい。キツイということはないが、油断すると前が空いてしまう。

しばらくすると、急坂下りの渋滞セクションで数分ストップ。ここ辺りで、オレンジ色のビブスをつけた、視覚障がい者の選手とガイド2名の集団に追いついた。

一人のガイドが先頭にたち(途中で先頭交代しながら)ペースをつくっている。この人たちに頑張って付いていくことにした。上りはついて行けるが、平坦&緩やかな下りは付いていくのがやや大変なペース。

それでも、直ぐ前に選手がいると、滑りやすい。特にテクニカルな下りでは、ハの字でスピードを落とすのか、踏み替えてスピードを殺さずに行くのか、経験不足のまさるには頼もしい。

昨年、大ゴケした下りセクションも無事に通過することに成功!

17km手前の補給所まで連れていってもらった。ありがとうございました。

まさるは補給は取らずにスルーで先を急ぐ。ココからも数人のパックの中で滑った。

ちなみにコース途中では、チェアスキーで海外から参加の選手にもガイドが一人ついていましたよ。

コースは斜面の向きによって、かなり硬いバーンが多かった。油断すると脚をとられる。

中間地点となる25km地点は、手元の時計で、1時間52分くらいだったかな?昨年は確か55分だったので、今年のココまでの疲労度からも確実に目標の4時間が切れることを確信する。昨年は中間地点でヘロヘロでしたから。

この先の上りで、パックから抜け出して一人旅。31.5km地点の白旗山競技場の関門を目指す。ココまではスタート地点から応援バスがでているので、カメラ女子がいるハズだ。

平坦だけど、硬くてまるでスケートリンクのような林道を滑っていく。

白旗山競技場手前にちょっとしたアップダウンがあり、先ほど抜け出したパックに追いつかれた。第2ウェーブの選手が追いついてきたのかな?

再びこのパックに引っ張られる感じで白旗山競技場に到着〜(2時間20分くらいか)



予定よりタイムが良かったので、カメラ女子をほとんど待たせずに済んだらしい。



立ち止まってちょっと会話して、その先の補給所でシュークリーム×2個とバナナを頬張る。ホットポカリで流し込み、抜いていった選手を風よけにして付いていく。



この先、やや下りの直線区間でDHスタイルで下っていくと前の選手に追い付いてしまった。レーンを外してガツガツと上りで調子に乗って滑っていたら、左のストックが内側に入ってしまって立ちゴケ。

コケると体力も精神的にもダメージを喰らう。

もしかして結構脚に来ているかも・・・・と今日はじめて感じた。そして、このあたりから腕にだるさが溢れ出てくる。結構疲労しているようだ。白旗山で背中のアミノジェル飲めばよかったな〜と思うも、立ち止まるのがもったいなく、ひたすら前を目指して進んでいく。

白旗山(31.5km)から40km地点までが一番辛かったなぁ。毎日の腕立て伏せの回数を増やさないといけないと本気で思った。

転んでいる間に抜かれた選手に再び追いつこうと頑張るも、その先のアップダウンでさらに5回(合計6回)転んだ。脚に力が入らず、また固い下り斜面では、ハの字に脚を開いてもスピードは落ちることなく、カーブでは曲がりきれずに雪の吹き溜まりに突っ込むこと数回。また、後ろから追い付いてきた選手に道を譲るため、林道の横によって板とストックが絡まって転んだこともあった。

要するに、この区間は疲れがピークで集中力も落ち、脚&腕ともに力が入りずらかったようだ。

昨年、超苦しかった42km地点先の急坂に備えて、41km地点の補給所で脚を止め、背中のポケットからアミノゼリーを取り出して飲んでおく。さらにポカリとバナナをいただく。

ここから再び集中力を取戻し、この先の42kmから43km地点の難所を無事にクリアする。あとはゴールまで、やや下りの快適でおいしい区間を残すのみだ。

昨年は辛くて辛くて、最後にようやく札幌ドームが見えてきたときは感無量でうるっときたが、今年はガスっていてドームは見えず。一人に抜かされたけど、最後の7km区間は本当に楽しく&気持ちよく滑ることができた。



3時間44分14分9 203位 目標の4時間を切ってゴールすることができた!!(嬉)(嬉)(嬉)



応援いただいた皆さま。ワックスとポールでお世話になった札幌スキッドさん。大会運営のスタッフの皆さまとガイドの皆さま。ありがとうございました。

そして寒い中応援してくれた、カメラ女子に感謝。ありがと!!





大会HP(リザルト)はこちら

【RESULT】 結果(男子50km)203位 タイム3:44:14.9

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