In vino veritas(酒に真実あり) PISPORT〜SBRB〜 

2012 Tour de 直江津 st.3

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直江津から越後湯沢まで(復路)


直江津から、棚田ハイウエイ√405で越後湯沢まで。


   

●サイクリングは全天候型スポーツだ!

4:30頃目が覚めた。洗濯をしなくちゃ!と、フロントで両替してもらったものの、洗濯機の使用は7:30からなので、一旦部屋に戻って二度寝。汚いままのウエアを送り返すのではなく、せめて脱水まで終わらせたい。

ホテルの朝食は例年より30分早く6:30から。今日のコースは途中の補給ポイントが少ないので炭水化物を中心にがっつり食べておく。



今はまだ雨は降ってきていないが、天気予報では、山はところにより雨とのこと。誰も、輪行で帰るということを言うメンバーはいなかった。やる気満々の素晴らしい仲間だ!!

● 迷探偵ちゃまさん

昨日からずっと考えていたんだけど〜

と、嬉しそうに話し始めるちゃまさん。「まさるさんのパンクに助けられた」っていうナウいさんの昨日の発言の真相は、実は・・・・衝撃の事実?疑惑?

ナウいさん遅れて朝食会場に現れた。朝から部屋でスローパンクの修理をしていたらしい。

迷探偵ちゃまさんの推察で、朝から大爆笑の朝食を終え、洗濯も無事に終わり、不要な荷物(乾いてないウエア含むけど)を自宅に送って、定刻どおり8:00にホテルを出発。

準備の良いちゃまさんが、チェーンオイルを持参していて、注油バッチリ!



細かい雨が降り始めたが、気にせず√18を目指す。今日のコースは、√405で津南を抜けてさらに、十日町市から十二峠を越えて、越後湯沢駅まで走り、MAXたにがわ(輪行)で帰る作戦だ。



● √18のバイパスは自動車専用道のつくり

2007は看板に気がつかなかったんだけどね〜ドライバーに注意を受け、手前のICから下に降りて、√405を進む。

● ああ、美しき田んぼトレイン







√405は棚田が美しく景勝地の山岳コース。例年、背中からの日差しが突き刺さるが、今日は涼しい。そして雨が強くなってくる。







二つの小さなピークを越えて、道の駅安塚に到着した頃は、集団は崩壊。(9:50着)







このクソ寒い中、「ここのソフトクリームは外せないなぁ〜」となべちゃんがアイスを食べている。しばらくしている明るくなって大雨から小雨に。チャーンス!!ウインドを着て走り出す。





● チームグルペットは健在



ここからは、エースを中心としたチームグルペットを結成。おしゃべりしながら&棚田を見ながら雨の中を進んでいく。





菖蒲高原への分岐を過ぎ、鋭角に右折して少し急坂を過ぎてしばらく進んだところだっただろうか?なんとなくピークを越えて下り坂に入った時に、後輪から違和感。





手を挙げて合図し、みるみるポディションを下げていく。

今日初めてのパンク(後輪3回目。通算5回目)



吹き矢が放たれたか?いや、鋭利な石がサイドに突き刺さっていた。携帯ポンプで適正空気圧まで空気が入らないのと、濡れた路面で石を拾いやすいんだと思うが、それにしてもパンクが多すぎる。

NEWチューブに汚れた小石がつかないように慎重に、そして手早くパンクを修理して前を追いかける。下りきったところでやっちゃんが待っていてくれた。

「通行止めの看板があったからさ・・・」やっちゃんありがとう。みなさんお待たせしてすみません。

さすがにここまでパンクが続くと、誰もパンクネタでいじってこなくなる。当たり前か。



ときおり、本当に美しい景色に出会える。



天水越(AMAMIZUKOSHI)を下って、このコース唯一の補給ポイント。錆びれたJAはお店を閉じていた。止まっても寒くなるだけなので先を急ぐこととし通過。まさるは小腹が減ったので、補給の大豆バーを2本食べておく。



● 3.12長野県北部地震(新潟・長野県境地震)





しばらくしてトンネル前の撮影ポイントに到着!!棚田が良く見えるポイントで集合写真。こういう時はセルフタイマー。ナウいさんのDHバーが役に立ちます!!





3.11東日本大震災の翌日に長野県栄村で震度6強を観測した逆断層型直下型地震。隣接する、ここ、津南町と十日町市では、震度6弱を記録した。



この区間は、災害復旧のため道路工事がいまでも続いていた。陥没した道路には砂利が敷き詰められ、ところどころ道路の端は崩壊。一部土砂崩れの傷跡もあった。





あれほど美しかった棚田にも、一部土砂が入り込んだままとなっていて、災害大きさと爪痕を体で感じながらの、シクロクロスとなった。



津南までの下り区間は、ほぼ全域で通行止め。一刻も早い復旧が望まれます。





ようやく津南に降りてきたのは12:55だった。



後は、十日町市をとおり最後の十二峠を上るだけである。



● 翼を授かる

トイレ休憩のため、√117のセブンでやっちゃんとまさるが集団から離脱。やっちゃんはケーキを、まさるはこのツーリング初のレッドブルを注入する。

2人のローテーションで前を追う。エースのナウいさんは、出発前にパンク修理をしていて、替チューブ1本を使い切っているから丸腰。(なぜ、ロングライドなのに替チューブが1本なのか細かいことは気にしない)

したがって、エース守るスピードのトレインを形成していることが予想された。

結構なペースで追いかけてもなかなか追いつかない。右折して√353に入ると、十二峠までのアプローチが始まる。

追い風。やっちゃんとなかなか追いつかないね〜と話しながら、まさる引き。やっちゃんから「十二峠までもちますか?」との問いかけに、「上りで少し遅くなるかもしれないけど、おそらく大丈夫」と答えておく。

レッドブルのおかげでまさる絶好調。しばらくすると遠くにようやくトレインが見えてきた。が、ナウいさんがまさに切り離されようとしている。

● 仙川友の会、実は「ドライな関係」疑惑

走りながらやっちゃんと確認をする。「十二峠の上り口までナウいさんを連れていかないと、越後湯沢でゆっくりできないから、乗車してもらわないと。それに丸腰のはずだからパンクしたらアウトだしね。」



ナウいさんに追いつくも、速度差がありすぎた。

どうする?

翼を授かったまさるは脚が止まらない。やっちゃんもついてくる。ナウいさんに「この先少し下るから頑張ってついてきて」と声をかけて、少し前のまっきーを追いかける。

丸腰のナウいさんはパンクしないだろうか?ちなみにこの道はでは、2010年は炎天下の中でやっちゃんがパンクしている。

● パンク大魔王、健在

まっきーのスリップで少し休憩していると、ちゃまさんの背中が近づいてきた。先頭を交代しちゃまさんに声をかける。「ナウいさん丸腰ですけど大丈夫ですか?」

「大丈夫。パンクはしないよ〜」との返事。

それなら後ろを気にすることはない、後は前を行くナベちゃんを追いかけるだけ。

十二峠の上りに差し掛かり、トンネルを抜けていく。まさる少し失速したか?やっちゃんに軽くパスされる。でも諦めないでやっちゃんの背中を追いかけていく。

後輪に違和感。

ナウいさんのパンクの心配をしている場合じゃなかった。急いで降りて空気を入れる。ここで、ちゃまさんとまっきーに抜かれる。峠まで残り3kmくらいだから、ポンピングで上まで行きたい。

再スタートするも、1kmも行かないうちに早くも空気が抜けてきた。もはやここまでか?



「どうしたの?」と心配して止まろうとするナウいさんに「電車の時間があるでしょうから、まさるを待たずにみんなで先に行ってください。ここで失礼します。」と声をかけて、じっくりパンク修理をする。

外見からは破片は刺さっていない。最後のチューブを使うのだし、他のメンバーは先に行ってしまったので絶対に失敗は許されない。

チューブを取り出し、チェックする。タイヤに異物が刺さった跡はない。午前中にパンク修理した時に、小さな石が中に入ってしまっていたのか?チューブをタイヤにはめて、噛んでいないことを慎重に確認してパンク修理完了。本日2回目(昨日から6回目)である。

結論から言うと、レッドブル注入で脚はもったけど、タイヤがもたなかった(悲)

● やっぱり仲間って素晴らしい!!

その後は淡々と上って、十二峠へ到着。電車の時間があるから誰もいないと思ったけど・・・・みんなのウエアが見えた時は本当に嬉しかった。みなさん、本当にありがとう。



嬉しくて嬉しくて、ガッツポーズのまさる。



トンネルを抜け、塩沢へ下ると再び小雨が降ってきた。このくらいの小雨はどうってことない。別のツーリンググループが陸橋の下で雨宿りをしているのに手を振りながら、最後はナベちゃんとまさるの逃げが容認され、やっちゃんの追撃を振り切って、まさるゴール!!なべちゃんがゴールを譲ってくれました〜〜〜



14:40に越後湯沢着。距離100km弱。5時間15分でした。



その後は、「輪行袋に自転車詰めるの一番早いの誰だ選手権」をまさるが獲得し、やっちゃんに続いて、説明書を読みながらもナベちゃんが3位になったのはちょっとびっくり。



この輪行袋選手権に時間がかかると、お風呂&食事の時間が少なくなっていく。久しぶりに輪行する場合は、自宅などで練習しておくとよいでしょう。

例年8月の越後湯沢は行楽客で大混雑だけど、今日は天気が悪いから?みどりの窓口も空いていて、1時間15分後に出発する16:08始発のMAXたにがわの乗車券をゲット。入線は15分前ということをメンバーに伝えて、温泉へ直行。



3月に建物のレイアウトが変更になっていて、温泉がなくなったかと思ってちょっと焦ったけど、いつものようにタオル付き@800yenの温泉でさっぱり。



地域限定生ビールをがっつり2杯&かつ丼大盛りを喰らい、売店で越後BEER&缶チューハイ&おつまみをゲットしてホームへGO!ハイシーズンではなかったので8両編成でした。



とってもとっても楽しかった。今回はまさるの整備不良?というか慣れもあって、古いタイヤで出走してしまったために6回(前2、後4回)パンクという失態を犯してしまい、皆さんにはかなりご迷惑をおかけしました。(助かったと思っているメンバーもいるようですが(笑))

一部で、DHバー内部に吹き矢が仕込まれていて、休憩したくなると道案内のまさるのバイク目指して吹き矢を発射しているメンバーがいるのでは?というような疑惑が持ち上がっていましたが(爆笑)

みなさんに助け(イジ)られ、なんとか無事にゴールすることができて本当に良かったです。参加された皆さん、本当にありがとうございました。

また、ブログやFBで応援コメントなど頂いたみなさま、この場をお借りしてお礼申し上げます。

例年、かかった費用や装備などをメモしておくのですが、今回はパンク修理であまり余裕がなく、レシートをもらい忘れたりしたので、計算できませんでした。

最後に・・・・帰りの新幹線では車掌さんに注意されることはなかったことを申し添えます。



直江津は、もう卒業します。

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