直江津から佐渡島上陸・応援
直江津から、佐渡汽船の航路(√350)で佐渡島まで
さて、今回のスーパーロングライドの「ツール・ド・直江津&佐渡島」は、直江津まで自走で来ることが目的ではない。自転車は「手段」そして目的は「応援」。佐渡国際トライアスロンに参加するチームメンバーらの応援である。しかも、その応援ポイントとして予告していたのは、メイン会場から離れた地点にある、コース後半の難所「小木の坂」だ。
選手の皆さん。小木の坂で会いましょう!
この企画は毎年開催できるものではなく、佐渡島と本州を結ぶ「佐渡汽船」の航路と時刻表ダイヤにかかっている。
新潟港から両津港までの航路は、カーフェリーのほかジェットフォイルのダイヤがかなり充実している。東京から新潟港までは、その距離約400km。一日で自転車が走破できるギリギリの線だ。
今回利用した直江津港から小木港までの航路を見てみよう。ちなみに、直江津港までは東京からその距離はコースにもよるが、だいたい約300km前後である。
2013年9月の佐渡汽船(直江津港-小木港 航路)時刻表はこうなっていた。
◎「奇数日」直江津発→小木着
※07:00→09:40、
13:40→16:20(※印 9/1、7、15、21、23 運航)
◎「偶数日」直江津発→小木着
09:30→12:10、
16:10→18:50
例年、佐渡トライアスロンは9月の第一週に開催されている。大会開催日が偶数日であれば、小木の港に到着するのは、12:10となってしまう。これではBタイプの選手は、ほとんど通過してしまう。前日、佐渡に渡るとなると、奇数日だからお昼までには直江津に到着しなければならない。
今年は大会開催日がたまたま奇数日の※印の日だったため、大会当日の朝7:00のカーフェリーで小木の港に9:40に上陸し、10:00過ぎから通過するBタイプと、お昼前から通過するAタイプの選手の応援に間に合ったわけだ。
来年大会開催日が9月の偶数日だとして、時刻表が変わらなければ、新潟港まで頑張るしかないね。一日で400kmか・・・・
さて、前置きが長くなってしまいましたが、大会当日の動きをおさらいしておきます。
● 9月1日(日)大会当日 天気 雨 気温25〜28℃くらい
ホテルのフロントの話だと、「7:00のフェリーの手続きは30分前までに行っておく必要があります。ホテルから港までは車で10分かかるので、自転車の場合は余裕をもって6:00には出発した方が良いですよ!」とのアドバイスがあった。
5:00に起床して、まず大会情報のチェック。台風(温帯低気圧)接近による前線の影響で海が荒れていて、スイムが中止らしい。そしてフェリーの運航状況もチェックする。ミルクさんは日曜日中に帰宅しないといけないので、夕方のフェリーが欠航してしまうリスクを避けるためだ。直江津〜小木航路も、新潟〜両津航路も運航は問題ないようだ。
6:00ちょっと前にホテルを出発。もちろん全身合羽仕様の完全防備である。
そして、昨夜は暴風雨で立ち寄りを諦めた「直江津駅」を証拠写真に収めておく。
自転車で10分くらいかな?
この時期、キャンペーン中で自転車持ち込みの手荷物料金は無料となっていて嬉しい。
出発20分前の6:40に乗船のアナウンスがあり、フェリーに乗り込んだ!!
ガラガラなのよ。車も人も・・・・
2等船室。ガラガラです。
イベントホールも、もちろんガラガラ。
甲板にて。食いしん坊のカモメはいない。
船内をひと通り散策した後、直江津港近くのセブンで買い出ししておいた朝食を食べて、仮眠をとった。ちなみに直江津港の待合室にはちょっとした食堂があって、ミルクさんはここでうどんを食べていた。
まさるは、柏崎名物鯛めしにぎりをいただく。2時間40分ほどで、佐渡島小木港に到着した。
下船して直ぐに、港前の道路で交通整理をしているおじさんに聞いてみた。「トライアスロンのコースはどこですか?」
「ここだよ。もうすでに一人選手が通過したよ」という。
ミルクさんと急いで、ナイス応援スポットを探して、小木の坂を上り始めた。
スイムが中止となって、Bタイプは8時からゼッケン順に3人づつ、5秒刻みにスタートとの情報があった。
果たして、ナイス観戦ポイントまで、間に合うのか?既に何グループか応援のために陣取っているポイントを通り過ぎながら、先を急いだ。
さて、観戦ポイント。小木の坂は、Aタイプ(Swim3.8km Bike190km Run42km)のバイク161km地点、Bタイプ(Swim2.0km Bike105km Run20km)のバイク76km地点、海岸線の小木のエイドステーションを右折し、そこから標高120mまで約2〜3kmで上りが続くバイク後半の難所である。
上り始めの下の方が、斜度は急だったけれど、いくつかのグループが陣取って応援していたので、もう少し上に上っていき、残り2カーブを残した見通しの良い地点に陣取ることにした。応援している人は、まわりにチラホラいるだけ。
さっそくBタイプの選手が通過していく。シューズを履き替え応援しながら知り合いが通過するのを待った。
今回、事前に浜ねぇさんから貰ったメモによると、佐渡出場のメンバーは、チームメイトのほかVセッションで泳いでいるメンバーら大所帯。
Aタイプは:Yパパ、Yママ、浜ねぇさん、K子ちん、N倉さん、GODOさん、O矢さん、アルペンさん、ノッタのあせちるさん&コリンさん、大きいABさん、野川のH谷川さん、AKAFUMIさん、J-BertのスガGさんら
Bタイプは、やっちゃん、スゲーさん、アミーゴN友さん、エディさん、Dr.O山さん、あかんさん、ともちんさん、みきさん、TOYAさんら
選手権は、M美ちゃん。(そのほか、仕事では計測のおじさん、ボランティアでH間さんがゴール地点に、サポートとしてH川イナギマンさんがアミューズメント佐渡にいると聞いていた)
普段から良く一緒に練習しているチームメイトやバイクセッションで走ったことがあるメンバーであれば、フォームやウエアで認識できる。
ちなみに視認しやすかったのは、やはり独自のチームウエアでそろえていて、たくさん出場しているチームである。特に目立ってたのは、サニーさんや材木座さんなど。
ミルクさんと、誰はどのウエアで、どのくらいに通過するだろうと予想しながら応援する。
最初は絶対にやっちゃんがVerdyのトライウエアで来ると思っていたので、思わず選手権出場のM美ちゃんが通過した時に、やっちゃんと間違えて応援してしまった。M美ちゃんごめんなさい。
予想を反して、やっちゃんはチームウエアで得意のコンタドールダンシングで駆け上がっていった。
続いてすぐ後ろにチームウエアのスゲーさん。
アミーゴは赤いトライウエアと予想していたら、バッチリビンゴ!!
ココからは難しかった。チームYのアカンさんからは向こうから声をかけていただき、わかった。ともちんの姿はウエアでわかったので大声で叫ぶ。Dr.O山さんとみきさんはVerdyのウエアで来ると予想して探した。
エディさんは、Verdyウエアではなく、紺のウエアだったが、声をかけてもらい気がついた。期待どおりサクサク上ってきてましたね。
みきさんはおさげの髪型が素敵すぎて、なかなか本人確認ができませんでした。(向こうから声をかけてもらって、ようやく確信を得た)Dr.O山さんは、並走して走って応援したところ、急にペースが上がってしまったので、その後が少し心配。
そして、Bタイプの選手が少なくなり、しばらくしてAタイプのトップが上ってきた。
12時過ぎに、あせちるさんが全開で登場!!大声援で見送る。
合間に、BタイプのTOYAさんが上ってきた。「無事にココまで到着したんですね〜みんなで無事に到着したか心配していたんですよ〜」と声をかけてもらう。選手の応援に来たのに、逆に嬉しかったです。
昼食のパンをお腹に詰め込んで、腹ごしらえ。そして、今日中にフェリーで帰宅しなくてはいけないミルクさんが、一足先にゴール地点に移動した。
そうこうしているうちに、アルペンさん、O矢さんが順調に通過していく。二人には逆に声をかけてもらいました。
そして、昨年年代別で3位入賞を果たしたYパパが通過。やっぱりチームウエアだとわかりやすい。
しばらくして、スガG、GODOさんが声をかけてくれる。
そしてYママがゴミ拾いをしていたまさるに声をかけながら通過。
Z坂で落車した、こりんさんが続く。
その後、しばらく間が空いて、浜ねぇさんが大手を振りながら通過。NEWバイクが眩しい。
K子ちんも無事に通過。
小木の坂では、選手から「どうしたんですか?パンクですか?」というよう逆に声をかけてもらった。「いやいや応援ですよ〜頑張って!!」と声援をお返しして、勝手に盛り上がった。
残りは、大きいABさんだが、しばらく待っても来ないので、申し訳ないが後ろ髪引かれる思いで、ランコースへ移動した。
約30km先の佐和田(ゴール地点周辺)へ急いで移動する。
もちろん途中で選手への声援は忘れない。
選手の邪魔にならないように一定の間隔をあけて、高速移動。八幡館手前まで来たところで、右折してランコースに合流した。
ゴールに向かうBタイプの選手と、これから10km地点へ向かうAタイプ選手に声援を送りながら、そして知り合いをチェックしながら邪魔にならないようにコースをゆっくり走る。
あせちるさん、N倉さん、O矢さん、GODOさん、Yパパ、Yママに声援を送った後もロードレーサーで巡回を繰り返す。アルペンさん、浜ねぇ、K子ちんらAタイプメンバー全員に声をかけ、途中雨が落ちてきたのでコンビニで小休止。
さすがのまさるも疲れてきた。このまま一旦ゴール地点に向かって、Bタイプのゴールした選手たちと談笑を交わすか、両津のホテルに向かって一旦チェックアウトしてからゴール地点に向かうか・・・・・
小雨になった時点で再びランコースへ。再度、Yパパ、Yママ、GODOさんに声をかけてから、10kmほど離れた両津のホテルに向かった。
結局、雨も降ったり止んだり、ホテルにチェックインしたらぐったりと疲れが出てきて、再度ゴール地点までバイクで行く元気はなかった。選手の皆さま、スミマセン。
大会のバスがあったみたいなので、ホテルへ先にチェックインするのではなく、ゴール地点でしこたま飲んでから、バス(輪行)でホテルまで帰ってきても良かったのかな?(バスの有無は、翌日知った。)
温泉に浸かったあとは、腹ペコなので徒歩10分ほどの商店街まで歩いていき、日曜日でほとんど開店していない中から、お寿司屋さんへIN。大会の生中継をケーブルテレビで見ながら、地元の方々と大いに盛り上がって楽しかったです。
超お勧めの、おまかせにぎり。
そして、魚の照り焼き。これがバカウマ。
お金じゃ買えない価値がある プライスレス
自転車旅行は、交通費はかからないけど、食費は結構かかる。どのくらい(kcal)消費したか計算したことはないけど、レシートなどからまとめてみた。通過時間など気が付いたこととあわせて記録しておく。
行動食 6,053-(1・2日目の行動食)
昼食費 5,975-(3日目の昼食など)
宿泊費 20,705-
交通費 21,380-
雑費 1,570-
合計 55,683-
気が付いたこと
〇 直江津まで
今回、平均速度は20km/hくらいでした。AM2:00に出発すれば、コースチョイスで直江津まで一日で行くことはOK。メンバーの脚力・天候に応じて、様々なコースをチョイスすることで満足度は格段に上がっていく。
〇 アストロマンバス
3日目は雨が降っていた。晴れていれば大佐渡1周のバイクライドの予定だったが残念。そのため、島内自転車での移動ができず、アストロマンバス1500円を購入してしまった。表彰式会場からは、590円で乗れたので、これはもったいなかった。2日目に購入し、ゴール地点からホテルまで送ってもらっても良かった。有効に使うチャンスはあったけど、生かし切れなかった。
〇 宿泊費助成
佐渡市と友好姉妹都市であるわがまち国分寺市の佐渡市内宿泊費助成制度を利用して、事前にホテルに提出する金券3,000-を大切に持っていきましたが、うっかり清算のときに提出するのを忘れてしまい利用できませんでした。気が付いたときはバスの中(金券はコインロッカーの中)。そのため助成券は利用せず、後日、市役所に返還しました(悲)。
〇 佐渡での宿泊
H間さんにお願いして、やっちゃんが帰宅した後のお寿司屋さんという選択肢もあったかも。(宿泊助成券の使用を忘れたのであれば・・・・)
◎ 最後に・・・・
佐渡大会に出場された選手の皆さま。そして、大会関係者・スタッフ・ボランティア・計測の皆さま。お疲れ様でした。そして、素敵な夏休みをありがとうございました。一緒に走ってくれたミルクさん、お疲れ様でした。
また、バイクライドの道中、コメント等で激励いただきました留守番組の皆さま。洞爺湖の速報をいただいたチームメンバーや関係者皆さま、お見送りに来てくれたすこっとさんに、この場をお借りして感謝申し上げます。
そうそう、パンクは一回もしなかったことを申し添えます。